読む 飛鳥遊歩道
第二話・高松塚古墳~鬼の雪隠、俎
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高松塚古墳を後にして、石造物の鬼の雪隠(せっちん)、鬼のまないたへ向かいます。飛鳥歴史公園の遊歩道をしばらく歩きます。赤く染まったきぎの間を展望台の方へ向かいます。このあたりは、周囲より少し高くなっていて見晴らしもよく、土道もよく整備されています。階段を降りきった右側に、芝生広場がひろがり、家族連れかゆつくりくつろげる空間です。自転車でも安全に通れる様に、車道の下をくぐつて飛鳥歴史公園館に向かいます。
飛鳥歴史公園館が見えてきました。その手前には無料休憩所、トイレがあり、チョッと腰をおろして一休みには最適です。飛鳥歴史公園館は、史跡や石造物などが紹介されています。
さてここまで来たけれど、さて道順はと・・・・この館の脇道を通るのが順路です。道は四つ角に、道しるべの指す方向は、車道を横断ですので、指示通り山の方へ向かいます。すると道はまた分岐点、左・・・右・・・右のようなので右へ進みました。正解のようです。のぞかな田園の道ですが、昔は日本の中心地であった、その道をゆったりのんびり歩みます。こののんびりが心を豊かにします。心が癒されているのを感じます。池のほとりの地蔵さんをとおりこして歩いてゆきますと・・・ありました、鬼の雪隠です。「鬼が旅人を捕らえてまないたで料理して食べ、雪隠で用を足した」という伝説がある巨石物ですが、元は古墳の石室で、鬼のまないたといわれる巨石の上に、鬼の雪隠といわれる巨石がのっていて、それがここに転がり落ちたのが真相です。チョッと歩いて上に登ると、その鬼のまないたです。なかなかうまい名前を昔の人はつけたものです。笑いが出てきました。愉快です。
次回は、亀石から聖徳太子御誕生所をへて橘寺です。