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読む 坂本龍馬脱藩の道・梼原街道 第三話・六志士の墓~神幸橋、三嶋神社

読む 坂本龍馬脱藩の道・梼原街道
第三話・六志士の墓~神幸橋、三嶋神社

坂本龍馬脱藩の道・梼原街道-3

読む 坂本龍馬脱藩の道・梼原街道

6志士の墓所を後にして、竜馬脱藩の道は、神幸橋(みゆきばし)を目指します。道を下っていくと、梼原の町が眼下に広がります。道は分岐点にさしかかります。左かなと思いましたが、道しるべは真っ直ぐです。工事中のトラックにふさがれていますが、旧掛橋和泉(かけはしいずみ)邸とあります。あのトラックは掛橋和泉邸の茅葺屋根の改修の工事のものでした。平成10年にこの地に移築されました。幕末には多くの同士が立ち寄り、時局を談じたと伝えられています。

掛橋和泉邸をあとにして、舗装された狭い道を歩くと、右側に梼原高校、しばらく歩くと左手に体育館です。トイレの看板が眼に入って来ました。体育館の横を入っていくと、水洗トイレがありました。道は街中を縫うように歩きます。細い道、家の庭先を通る道、道しるべがたよりです。道を歩いていると、人家の庭先に、看板と石碑が見えます。道を下っていきました。また元の道にもどって先に進みます。下っていくと、大きな通りに出ました。すこし先に鳥居が見えます。近づいていくと、なんと、なんと、屋根のある橋に出会いました。神の幸いと書いてみゆき橋です。茶堂とともに「おもてなし」の真髄でしょうか、渡る橋に屋根があるのです。竜馬脱藩の道にかかる橋です。この橋は、平成12年に新たに木造で架設され、はしの中ほどにベンチもおかれて、梼原川の風にふかれ、風景を楽しみながら休憩もできました。その橋を渡りきると、三嶋神社です。