水分補給のポイント

ウォーキングには、「水分補給」が大切です。
特に夏場などは、「脱水症状・熱中症」などトラブルの予防として非常に大切なポイントです。
人の身体は、体温を一定に保つ機能を持っています。この体温調節機能は、平常時では主に呼吸で保たれていますが、外気の温度が体温と同じくらい高い時や、 ウォーキングなどの運動によって急激に体温が上がる場合には、呼吸だけでは体温調節をすることができなくなります。特に高温・多湿の時は、呼吸だけでは働きが足りません。 こういった場合、ウォーキング時の水分補給が非常に大切です。
汗として発散した水分を何も補給せずにいると体内の水分量が不足します。すると汗をかけなくなり、体温だけが上昇してしまう「脱水状態」「熱中症」に陥ってしまうのです。 また、血液粘度が高まり、心筋梗塞などの原因になる場合もあります。
「喉が乾いた」と感じる時点で、既に体内の水分は不足気味です。ペットボトルや水筒を携帯し、こまめに水分補給をしましよう。
正しい水分補給の仕方
ウォーキング時の水分補給は、ウォーキングの前に必ず飲み。そして、ウォーキング中は、時間を決めて喉が渇く前に飲むことがポイントです。
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ウォーキングの前
- タイミング
歩き始める30~60分前。 - 飲み方
がぶ飲みや、たくさん飲み過ぎないように。ゆっくりゆっくり飲みます。 - 量
コップ1~2杯(300~500ml)が適量です。
- タイミング
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ウォーキングの最中
- タイミング
15~20分ぐらいの間隔で継続的に飲み、喉が渇く前に飲みます。 - 飲み方
がぶ飲み、たくさん飲み過ぎないように。 - 量
コップ1杯(200ml)分を一気に飲まないで、息をついで何回かに分けて飲みます。
- タイミング
ウォーキングに適した飲料
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ミネラルウォーター
水分だけでなく、カルシウムなどのミネラルも補給できます。
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スポーツドリンク
エネルギー代謝に必要な糖分や塩分の補給ができます。ただし、糖分の多すぎるものはカロリーオーバーの原因になるので注意が必要です。2~3倍に薄めて飲むとよいでしょう

ウォーキングの豆知識 -目次-

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第一章 ウォーキングの基本
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第二章 ウォーキングの効果
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第三章 さまざまなウォーキング
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特別章 ウォーキング・ハイキングいろんなリスト