保湿クリームを使った足の手入れ方法
乾燥はお肌の大敵。乾燥によって肌の機能が衰えてくると、肌細胞が正常に生まれ変わることができず、スネが粉を吹いたように白くなったり、カカトが黒ずんでガチガチに固くなったり、加齢とともに肌のトラブルが増えてきます。
いつまでも健康な足を保つため、男性も女性も日頃から簡単なフットケアを実践しましょう。
保湿クリームの活用方法
フットケアというと、特に男性は敬遠してしまいがちかもしれませんが、肌の機能は加齢とともに水えやすいため、日頃からケアをして、正常な新陳代謝を保ってあげることが望ましいです。
肌の新陳代謝がスムーズに働かなくなると、古くなった角質がはがれにくくなり、めくれかけの硬くなった角質が肌表面に残ってしまったり、古い角質が重なり あって黒ずんで見えるようになったりします。このまま放っておくとさらに悪化して、厚くなった角質層が乾燥して硬くなるだけでなく、カカトなどは古くなった鏡餅のようにガチガチにひび割れて、血がにじんだり痛くて歩けなくなったりする場合もあります。
肌の新陳代謝を促すには、乾燥を防ぐことと適度なうるおいを与えることが第一のポイントです。
-
保湿クリームの主な種類
一言に保湿クリームと言っても、含まれる成分などからいくつかの種類に分けることができます。一般の薬局やドラッグストアなどで手軽に購入できるものばかりなので、用途と使用感の好みで選ぶと良いでしょう。
-
油性クリーム
コールドクリームとも呼ばれ、基本的な成分はワセリンやオリーブ油、ホホバ油といった油に、水、乳化剤、保湿剤、防腐剤、香料などを加えて作られた油性のクリームのこと。肌の保護や化粧下地、洗顔、マッサージなど幅広い用途に用いられる。こってりした感触です -
ワセリン
油性クリームでは肌への刺激が強すぎるという人や、敏感肌の人にお勧めのクリームです
ワセリンとは基本的に、油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製した物質で、不純 物がほとんど含まれていない無味無臭の軟膏のこと。ワセリンは、精製方法によって黄色ワセリンと白色ワセリンに分かれ、白色ワセリンの方が 一般的に市販されており、純度が高いとされています -
尿素配合クリーム
尿素とは、体内の水分を角質層に取り込む働きがあり、角質溶解剥離作用(角質の硬い部分を取り去る作用)のある成分です。尿素配合のクリームは、特に肌の乾燥が激しい時や硬くなったカカトの角質層などをしっかり保湿したい人向きです。尿素配合クリームを選ぶ際は、尿素の含有量表示にも注目してください。 一般的に尿素の含有量 は10%と20%の2種類があり、含有量20%の方が保湿効果は高いですが、ひび割れなどで肌に傷がある人や、肌が弱い人の場合にはピリピリとした刺激を感じることがあります。刺激が気になる場合は、含有量10%のものを選ぶと良いでしょう
-
保湿クリームで足全体を手入れする
テープには伸縮性と非伸縮性があり、その伸縮の程度やテープの幅など色々な種類があるので、目的や用途に合わせて使い分けましょう。
非伸縮性テープは、再発防止などで患部を固定する際に広く利用されます。肌の弱い人は、 テープを巻く前にアンダーラップテープを使用するとよいでしょう。これは薄いスポンジ状の非粘着テープで、皮膚を保護してくれます。
その他、テープと皮膚を傷つけにくいテーピング用のはさみや、テープずれを防ぐばんそうこう、保護したいところに塗るワセリンなどがあるとより便利です。テーピング用品は薬局やスポーツ用品店、ホームセンターなどで扱っています。
保湿クリームで足全体を手入れする
好みの保湿クリームが見つかったら、さっそくフットケアに用いてみましょう。日頃からお風呂上りなどにまめにクリームを塗っておくだけでも効果的ですが、すでに次のようなトラブルがある場合は保湿クリームを活用して、集中的にケアしていきましょう。
-
気になる症状別、保湿クリームの活用方法
-
粉を吹いたように白くかさつくスネ
白く粉を吹いたように見えるのは、めくれかかった古い角質が取りきれていないのが原因。この場合の対策は、しっかり保湿することです。クリームを塗るときは肌のキメに合わせて、ヒザから足首に向けてなじませるように塗りこみます。肌のキメが整うまで、朝晩と1日2回ケアすると良いでしょう -
黒ずみが気になるヒザ
ヒザの黒ずみは、古い角質が剥がれ落ちず、何層にも重なってしまった状態です。この場合は、入浴時に十分からだを温めた後、ボディ用スクラブ剤(洗顔用スクラブ剤や塩でも代用可)を少量手に取り、くるくると円を描くようにヒザをマッサージし、入浴後にたっぷりと保湿クリームを塗っておきます。スクラブ剤の使用は刺激が強いので、週に1度くらいがいいでしょう -
肌がゴワゴワと硬くなってしまっているヒザ
入浴後にヒザに保湿クリームをたっぷりと塗った上から、キッチン用のラップを巻いて集中パックをするのも効果的です。1日1回10~15分程度を目安にパックした後は、余分なクリームをティッシュなどで優しく拭き取ります -
ガチガチに硬くなってしまったカカト
尿素含有のクリームが効果的です。こまめに塗って、徹底的に保湿するのがポイントです
-

ウォーキングの豆知識+PS -目次-

-
第一章 ウォーキングの基本
-
第二章 ウォーキングの効果
-
第三章 さまざまなウォーキング
-
第四章 new ウォーキングハイキングの足の手入れ
- 足のセルフチェックと足の手入れ方法
- 足のむくみの予防とその解消方法
- ウォーカーのひざのトラブルの原因と予防方法
- 足のマメの予防とマメの治し方
- 足の爪の手入れ方法
- ウオノメやタコの原因とできてしまった時の手入れ方法
- 火照った足の疲れを翌日に残さないための手入れの仕方
- 疲れた足をすばやく楽にできるストレッチ
- 足全体の疲労回復に効果的なマッサージと開脚運動の仕方
- 健康な足づくりに役立つ足指のストレッチ
- 靴ずれの原因と予防
- 水虫予防の手入れ方法とポイント
- 足の爪とカカトのための週1回の特別な手入れ方法
- つま先や足首の冷えに効果的な簡単な手入れストレッチ
- ウォーキングで活用したいテーピングのやり方
- 保湿クリームを使った足の手入れ方法
- 足底筋膜炎を予防する足裏の手入れ方法
- ハンマートゥの原因と予防、改善ストレッチ
-
第五章 new ウォーキング中の応急手当の基礎知識
-
第六章 new ウォーキンググッズの基礎知識
-
第七章 new マッサージの仕方と入浴方法
-
特別章 ウォーキング・ハイキングいろんなリスト