インソールの役割と選び方
ウォーキングで重要なグッズと言えば足にフィットした靴ですが、この靴の中で足の裏と直接接する「インソール(中敷き)」には、足の保護やスムーズな歩行の補助など大切な役割があります。
インソールの効果
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インソールを使うことで、主に次のような効果が期待できます。
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からだのバランスが整い歩きやすくなる。正しい姿勢で歩けるようになる
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土踏まずのアーチを支え、足の疲れや膝痛、腰痛、外反母趾など足腰のトラブルを防ぐ
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足への圧力、衝撃を吸収し負担を和らげる
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足と靴がフィットすることで、蹴る力が出やすくなる
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インソールの働き
インソールは足の骨格などが深く関係しており、その働きには大きく2つがあげられます。
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土踏まずのサポート、かかとの安定
土踏まずのアーチは、歩く時にからだのバランスをとって体重を支え、足への衝撃を和らげるような構造になっています。しかし、足が疲れてくるとこのアーチは下に下がってきます。
また、近年ではかかとが内側に倒れアーチが落ち込んでいる人が多くなっています。これによりひざが内側に傾き腰や肩が下がってからだのバランスが崩れ、歩きにくくなるなどの影響が出てきます。
インソールはこの土踏まずの崩れをサポートし、かかとを安定させて歩きやすくする働きをしています。 -
歩くパワーを伝える
歩く時、着地したかかとの力が足の動きと共に前方に移動し、次の一歩を蹴り出す力となりますが、アーチはこの歩く力=重心移動を伝える働きもあります。
このアーチをインソールでサポートすることで、歩く力の伝達がよりスムーズになり快適なウォーキングになるのです。
インソールを選ぶポイント
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インソールの目的
インソールはタイプにより目的と適した靴が異なり、また、利用者の足と靴でもどの点を補いたいのか目的が異なります。
できれば専門店で店員に相談することをおすすめしますが、ご自分で選ぶ場合にはインソールに求める目的を把握した上で選ぶと良いでしょう。 -
インソールのタイプ別
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歩くと足が疲れやすい
アーチをしっかりサポートするタイプ -
靴が大きすぎて歩きにくい
サイズを調整するタイプ -
サンダルやブーツがずれて歩きにくい
靴のズレ防止タイプ など
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インソールのサイズ
インソールは、靴のサイズの+-1cmの誤差はおおよそ問題ないように作られています。
例えば24.0の靴に23.0のインソールを入れても、あまりにも違って歩きにくいということはありません。もし靴にぴったりのサイズのインソールがない場合には、大きめのサイズを選ぶと良いでしょう。
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ウォーキングシューズ編
ウォーキングの豆知識+PS -目次-
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第一章 ウォーキングの基本
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第二章 ウォーキングの効果
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第三章 さまざまなウォーキング
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第四章 new ウォーキングハイキングの足の手入れ
- 足のセルフチェックと足の手入れ方法
- 足のむくみの予防とその解消方法
- ウォーカーのひざのトラブルの原因と予防方法
- 足のマメの予防とマメの治し方
- 足の爪の手入れ方法
- ウオノメやタコの原因とできてしまった時の手入れ方法
- 火照った足の疲れを翌日に残さないための手入れの仕方
- 疲れた足をすばやく楽にできるストレッチ
- 足全体の疲労回復に効果的なマッサージと開脚運動の仕方
- 健康な足づくりに役立つ足指のストレッチ
- 靴ずれの原因と予防
- 水虫予防の手入れ方法とポイント
- 足の爪とカカトのための週1回の特別な手入れ方法
- つま先や足首の冷えに効果的な簡単な手入れストレッチ
- ウォーキングで活用したいテーピングのやり方
- 保湿クリームを使った足の手入れ方法
- 足底筋膜炎を予防する足裏の手入れ方法
- ハンマートゥの原因と予防、改善ストレッチ
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第五章 new ウォーキング中の応急手当の基礎知識
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第六章 new ウォーキンググッズの基礎知識
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第七章 new マッサージの仕方と入浴方法
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特別章 ウォーキング・ハイキングいろんなリスト