ウォーキングシューズの正しい履き方
ウォーキングシューズの履き方ひとつで歩行中の足にかかる負担が全く違ってきます。自分の足に合ったシューズを選んだら、足にフィットする正しい履き方にも注意してみましょう。今回は、靴ひもタイプのウォーキングシューズの履き方について紹介します。
シューズの正しい履き方の注意点
シューズを履く時は、カカトが地面に着地してからつま先で地面を蹴り上げるまでの足の運び(ローリング)をしっかりと行うためになるべくシューズからの余分な圧迫を受けないようにすることが大切です。シューズの圧迫を受けないためには、次のようなポイントに気をつけましょう。
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靴下を着用する
靴下を着用する主な目的は、ウォーキング時に足とシューズが擦れるのを防ぐことです。素足のままでシューズを履くと発汗しても吸収されないため、足がシューズの中で滑りやすくなってしまいます。快適なウォーキングを行うためにも、靴下は忘れずに着用しましょう。
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つま先に若干の余裕をつくる
歩行時は踏み込む時や地面を蹴って前進する時など、頻繁につま先を使います。そのため、シューズのつま先部分に余裕がないとつま先が痛くなるなどトラブルの原因になるだけでなく、指先でしっかりと地面を踏みしめることができないため疲れやすいウォーキングになってしまいます。
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靴ひもの締め具合はシューズを履く度に調整する
靴ひもがあるシューズであっても、ひもを緩く結んだ状態で脱いだり履いたりしてはいませんか? これではウォーキング中にシューズの中で足が泳いでしまい、カカトが脱げてしまうことがあります。面倒でもシューズを脱ぐ時は靴ひもを緩め、履く時は締める習慣をつけましょう。
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カカトは絶対に踏みつぶさない
ウォーキングシューズのカカト部分には、「ヒールカウンター」などと呼ばれ、歩行時に重要な働きをするシューズの保護機能があります。もし、シューズを履く時や歩行中にカカトを踏んでしまうとヒールカウンターが潰れたり、変形したり してしまい、足のトラブルや不安定なウォーキング動作の原因となってしまうのです。シューズの機能を損なわないよう、カカトを踏まないように注意してください。
実際の正しいシューズの履き方
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シューズの靴ひもを十分に緩め、シューズに足を入れます
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シューズの中で足の指は?
シューズの中で足の指が自由に動かせる程度の余裕をもたせた状態になるよう靴ひもを調整します。靴ひもは足先から足首に向かって少しずつ調整していくことがポイントです。(ここではまだ靴ひもを結ばない)
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靴ひもの締め方
両手で靴ひもの端をそれぞれ持ち、カカトで地面を軽くトントンと叩きます。カカトがシューズのヒールカウンターの部分にしっかりと収まるようにしましょう。
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カカトが収まったら
カカトが収まったらそのままゆっくり体重をつま先へ移動して、つま先で地面を蹴り上げる状態(カカトを地面から離し、つま先を地面にしっかりと着けた体勢)で、足の甲から足首まで靴ひもでしっかり結びます。
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シューズが履けたら
シューズが履けたら、2~3歩歩いてフィット感を確かめてください。
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シューズを正しく履けたら
シューズを正しく履けるようになると、履いていることを忘れてしまうようなフィット感が得られます。足に負担がぐっと軽減されるため、長時間のウォーキングでも疲れにくく快適な歩行が楽しめます。
WSTV豆知識の動画 こちら

ウォーキングシューズ編

ウォーキングの豆知識+PS -目次-

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第一章 ウォーキングの基本
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第二章 ウォーキングの効果
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第三章 さまざまなウォーキング
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第四章 new ウォーキングハイキングの足の手入れ
- 足のセルフチェックと足の手入れ方法
- 足のむくみの予防とその解消方法
- ウォーカーのひざのトラブルの原因と予防方法
- 足のマメの予防とマメの治し方
- 足の爪の手入れ方法
- ウオノメやタコの原因とできてしまった時の手入れ方法
- 火照った足の疲れを翌日に残さないための手入れの仕方
- 疲れた足をすばやく楽にできるストレッチ
- 足全体の疲労回復に効果的なマッサージと開脚運動の仕方
- 健康な足づくりに役立つ足指のストレッチ
- 靴ずれの原因と予防
- 水虫予防の手入れ方法とポイント
- 足の爪とカカトのための週1回の特別な手入れ方法
- つま先や足首の冷えに効果的な簡単な手入れストレッチ
- ウォーキングで活用したいテーピングのやり方
- 保湿クリームを使った足の手入れ方法
- 足底筋膜炎を予防する足裏の手入れ方法
- ハンマートゥの原因と予防、改善ストレッチ
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第五章 new ウォーキング中の応急手当の基礎知識
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第六章 new ウォーキンググッズの基礎知識
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第七章 new マッサージの仕方と入浴方法
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特別章 ウォーキング・ハイキングいろんなリスト