足の爪の手入れ方法
足の爪は日頃気にすることの少ないところですが、歩くためには大切な部位です。
足に合わない靴や日頃の手入れ方法によっては、トラブルを起こしやすくなるので注意が必要です。
ウォーキング中の爪の役割
爪は本来、「指先を保護する」ためと「細かい作業ができる」ように発達ました。特に足の爪は歩行時に指先に力を入れた時の支えとなり、ぐっと踏み込むことができるのです。
爪の健康チェックの仕方
次のような爪が痛む箇所がないかじっくりとチェックしてください。
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よく見られる爪のトラブル
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巻き爪
親指の爪に見られることが多く、爪が変形し内側に湾曲してくる
特に、爪を短く切りすぎる深爪を続けると、内側に巻き込んだ爪が皮膚にくい込み、そこが細菌に感染しやすくなるため腫れたり膿んでしまうこともあります -
筋が入る、爪が割れる、欠ける
表面に白っぽく筋が入っている、透明感がなく触ると凸凹している。薄くて欠けやすいなどの症状があったら、栄養の不足やバランスが崩れていることが考えられます -
爪の水虫
皮膚を覆うケラチンをエサとして繁殖する水虫菌が爪に入り込んで起こります
指の場合と違いかゆみがないため気づきにくく、爪の色が白くにごる、厚くなる、弱く欠けやすくなるなどの症状が現れます。治療には医師の診断が必要です
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爪の手入れの仕方
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正しい爪の切り方
深爪などは爪の力を発揮できないばかりか様々なトラブルにもつながります。
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深爪チェック
足を横に倒して爪の端を見てください。爪の角が皮膚から見えないようなら要注意 -
正しい爪の切り方
横から見て爪の端が少しはみ出して見えるくらい、上から見て指の先端から少し出るくらいの位置でまっすぐに切る。できれば、端は爪やすりで丸みをつけ形を整えると爪へのダメージが少なくなります
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常に清潔に保つ
週に1回は、爪と皮膚の間もていねいに洗うようにします。
爪ブラシを使い、必ず泡立てた石鹸などをつけてやさしく洗ってください。
爪の栄養とは?
爪に筋が入るなどの症状がある場合は、食事のバランスが崩れていることが考えられます。バランスの良い食事はもちろん、爪を作るための栄養素をしっかりと摂るように心がけてください。
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爪に必要な栄養素
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たんぱく質
爪の素となる栄養素。毎日適量摂ってください -
亜鉛
体内でたんぱく質を作るために必要な栄養素 -
これらの栄養素を含む食べ物
肉類やアサリやカキなどの貝類、卵、大豆などは2つの栄養素を同時に摂ることができ ておすすめです
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正しい靴で爪を守る
足を締めつけすぎたり、ゆるくて足が動いてしまうような靴は爪にも大きな負担を与えます。
特に、ハイヒールなど先細りでかかとの高い靴はつま先に重心がかかり爪を圧迫しやすいので、必要な時以外は避けた方が良いでしょう。できるだけ足や爪への負担が少ない靴を履くことが基本です。
ウォーキングの豆知識+PS -目次-
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第一章 ウォーキングの基本
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第二章 ウォーキングの効果
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第三章 さまざまなウォーキング
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第四章 new ウォーキングハイキングの足の手入れ
- 足のセルフチェックと足の手入れ方法
- 足のむくみの予防とその解消方法
- ウォーカーのひざのトラブルの原因と予防方法
- 足のマメの予防とマメの治し方
- 足の爪の手入れ方法
- ウオノメやタコの原因とできてしまった時の手入れ方法
- 火照った足の疲れを翌日に残さないための手入れの仕方
- 疲れた足をすばやく楽にできるストレッチ
- 足全体の疲労回復に効果的なマッサージと開脚運動の仕方
- 健康な足づくりに役立つ足指のストレッチ
- 靴ずれの原因と予防
- 水虫予防の手入れ方法とポイント
- 足の爪とカカトのための週1回の特別な手入れ方法
- つま先や足首の冷えに効果的な簡単な手入れストレッチ
- ウォーキングで活用したいテーピングのやり方
- 保湿クリームを使った足の手入れ方法
- 足底筋膜炎を予防する足裏の手入れ方法
- ハンマートゥの原因と予防、改善ストレッチ
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第五章 new ウォーキング中の応急手当の基礎知識
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第六章 new ウォーキンググッズの基礎知識
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第七章 new マッサージの仕方と入浴方法
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特別章 ウォーキング・ハイキングいろんなリスト