火照った足の疲れを翌日に残さないための手入れの仕方
慣れない靴で歩き回ったり、長距離をウォーキングしたりと頑張った足は、ヒリヒリほてったような疲れを感じることがあります。そんなほてりを素早く和らげるのにおすすめの手入れ方法。
足のほてりの主な原因
むくみと同じように、足のほてりの主な原因は血行不良です。血行がとどこおり、重力の影響などで足の下部に血液がたまると熱を帯びてきます。また、ヒールの高い靴、履き慣れない靴、ハードなウォーキングで足を酷使した場合などは、筋肉が軽い炎症を起こしていることも考えられます。
ほてりが生じると、同時に足やふくらはぎがむくんでいることが多く軽い痛みを感じることがあります。このような症状が出た場合には、帰宅後に足のケアをして翌日まで疲れを残さないようにしたいものです。
足のほてりの効果的な手入れ方法
市販されている様々なケアグッズを活用することで、ほてった足も素早く改善することができます。状況にあわせて使い分けてみてください。
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外出中のほてりに効果的なクールスプレー
一日中立ち仕事で歩き回る日や、重い荷物を背負っての登山は足への負担が大きく、夕方になる頃にはずんと足が重く感じることがあります。そんな時に、市販のクールスプレーをほてった部分に吹きかけると、肌が冷やされ不快感が和らぎます。冷たい刺激で一時的に血管が収縮すると、冷えた肌を温めるために血行が促進されるのでむくみの改善にも効果的です。
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クールスプレーの代表的なタイプ
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冷却効果が抜群に高いもの
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ストッキングなどの上からも使用できるもの
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消臭効果などがあり、足にも靴にも使用できるもの等
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冷湿布で土踏まずの疲れを取る
ひどいほてりがある場合には、靴を脱いでゆっくりと足を休ませます。このとき、冷湿布を活用した足の手入れを行うと翌日に疲れを残しにくくなります。
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冷湿布の活用方法
土踏まずは、足の中でも酷使している部分なのでここを集中的に冷やすことがほてりの改善にもつながります。ただし、冷やすのは足裏だけで足全体を冷やさないようしてください。また、肌がかぶれやすい人や冷え性がひどい人などは十分注意して冷湿布が合わない場合には使用をすぐに中止してください。
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足裏に合うよう冷湿布を長方形にカットします(ヨコ3~5cm×タテ5~7cm程度)
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冷湿布を土踏まずの部分に貼り付けます
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その状態で横になり、足を心臓よりも高い位置に置くようにして30分程度休みます
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マッサージで足の手入れをする
足全体がむくんで熱をもっているように感じる場合は、マッサージで血行を促進させるのも効果的です。
マッサージを行う際、ペパーミントなどメントール系の成分を配合した清涼感のあるマッサージオイルを使用するとリフレッシュ効果も高まります。
ウォーキングを楽しみながら長く続けていくためにも、ときには足のケアをする時間を作ってゆっくりとからだを休ませてあげましょう。
ウォーキングの豆知識+PS -目次-
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第一章 ウォーキングの基本
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第二章 ウォーキングの効果
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第三章 さまざまなウォーキング
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第四章 new ウォーキングハイキングの足の手入れ
- 足のセルフチェックと足の手入れ方法
- 足のむくみの予防とその解消方法
- ウォーカーのひざのトラブルの原因と予防方法
- 足のマメの予防とマメの治し方
- 足の爪の手入れ方法
- ウオノメやタコの原因とできてしまった時の手入れ方法
- 火照った足の疲れを翌日に残さないための手入れの仕方
- 疲れた足をすばやく楽にできるストレッチ
- 足全体の疲労回復に効果的なマッサージと開脚運動の仕方
- 健康な足づくりに役立つ足指のストレッチ
- 靴ずれの原因と予防
- 水虫予防の手入れ方法とポイント
- 足の爪とカカトのための週1回の特別な手入れ方法
- つま先や足首の冷えに効果的な簡単な手入れストレッチ
- ウォーキングで活用したいテーピングのやり方
- 保湿クリームを使った足の手入れ方法
- 足底筋膜炎を予防する足裏の手入れ方法
- ハンマートゥの原因と予防、改善ストレッチ
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第五章 new ウォーキング中の応急手当の基礎知識
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第六章 new ウォーキンググッズの基礎知識
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第七章 new マッサージの仕方と入浴方法
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特別章 ウォーキング・ハイキングいろんなリスト